2017年 05月 30日
蜃気楼について…
なぜ蜃気楼にあつくなるのかというと、
本来見えないものが見えるというのがなんとも不思議なのです。
例えば… 海水表面温度と気温の差がさほどない時に見える水平線は、
海岸線に立った人の目線からなら4キロほど先の水面までしか見えないので、
40キロ先にある200メートルの煙突は基部は水平線の向こうで
煙突の上のほうしか見えないのです。
ところが…
5月20日の海水表面温度は21℃前後で最高気温は28.6℃。
こんな条件になると水平線の向こう側の風景が浮かび上がってくるのです。
右端に見えるのはLNGタンクで煙突の基部には発電所のタービン室が伸びあがってます。
左側に見えるのは四日市コンビナートのプラントやタンクでしょうね。
見えないものが見えるなんてまるで超常現象のようですなぁ。
さらに条件が良くなると”見えないものが見える”だけじゃなくて、
大きく見えるようになるようです。
紹介させていただくこの動画は、
これは浮島現象(下位蜃気楼)じゃなくて間違いなく上位蜃気楼。
撮影場所から浮かび上がって映っている船やうっすら背後に見えるコンビナートまでは
やはり35キロほどあるのですが、そんな距離感は全然感じませんね。
こんなの富山湾の蜃気楼でも見たことありません。
いずれは小生自身の目で見られるまで観察を続けたいと思います。
ちなみに津から見える中部国際空港セントレア方面普段は離発着する飛行機と管制塔だけなのですが… まったく違う風景ですが、間違いなくセントレアです。 駐機中の垂直尾翼が伸びあがって見えてます。 判らないけど同じ場所に管制塔も写っているのですが背景が“幻”になっちゃってます。(^^;
by 89049
| 2017-05-30 21:59
| 蜃気楼
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